見守りサービスを活用していますか?
いまや家族構成が核家族となっていることが当たり前となり、若者が都心や地方の中心都市に集まる現代、親が遠隔地で暮らしていて、何かあってもすぐに対応できないから心配だ、という方は結構いらっしゃいます。
そこで、親になにか不測の事態が生じても、誰かがすぐに対応してくれるサービスがあります。
それが「見守りサービス」です。
一言で「見守りサービス」といっても、サービス内容はいろいろありますし、「サービス」ですから、一般的には外部委託をすることになります。
そしてその対価として一定の費用を払わなくてはなりません。
どこまでサービスを活用するか、にもよりますが、基本的なサービス内容ですと、だいたい月額1万円くらいにはおさまるようです。
以下に主な見守りサービスの内容をご案内しますね。
「見守る」方法あれこれ
1.自宅に緊急通報システムを導入
壁掛け式の緊急通報システムを活用して、緊急時にボタンを押してもらうかたちです。
ボタンを押すとコールセンターなどにつながって、必要に応じて駆けつけてくれるわけですね。
「駆けつけ」だけでなく「健康相談」などもしてくれるところもあります。
2.首掛け型の緊急通報システムを導入
ペンダントのように首にかけて常時携帯することで、「動けない」場合にも対応できます。
専用のコールセンターにつながる形式もあれば、市販のものには宅内のインターネット回線を通じて、指定したスマートフォンに通知する形式もあります。
1の壁掛け式と合わせて活用する方もいます。

3.安否確認電話サービスを導入
利用者が指定した時間にサービス提供会社から電話がきて、たとえば「問題なし:0」「緊急または相談あり:1」のように利用者が電話機のプッシュボタンで回答するかたちです。
利用者から「緊急」の回答があった場合や、そもそも数回電話しても応答がない場合に、専門の部署へ通知される、または指定された連絡先に通知されます。
平時でも利用者が指定された時間に電話応答をしなければならないところが面倒ですが、比較的安価でできる見守り方法です。
ちなみに当社が提携している想いコーポレーション株式会社様の「心託サービス」入会(永年1万円だけ)で利用できる見守りサービスはこちらです。
4.人感センサーを設置
たとえば普段の生活でよく利用されるトイレのドアなどに設置し、長時間トイレのドアが開いていない状態(=センサーが働かない状態)が続くと、自動的に専門の部署に通知される、または指定された連絡先に通知されるかたちです。
ただ、旅行など長期の不在の際にはあらかじめ指定された連絡先にその旨を報告しないとご通報につながりますので注意が必要となります。
1や2と比べると、ほとんどの場合、見守られる方に「なにかあった」ときになってはじめて機能するものですので、これ単体で安心、とはいかないかもしれません。
5.電気のメーターの動きを感知
1日の電気の利用の仕方(電気の使用量の多い・少ないや、1日の使用量の波)を監視して、通常と異なると判断した場合は自動的に専門の部署に通知される、または指定された連絡先に通知されるかたちです。
こちらも3と同様、単体で安心、とはいかないと思います。
6.GPSを肌身離さず携帯してもらう。
認知症の方の深夜徘徊に有用です。こちらはGPS端末の性能や価格がさまざまで、かつ、GPS追跡サービスを利用するために月額費用がかかる場合がほとんどです。
7.定期的な訪問
たとえばヘルパーさんの訪問を安否確認の方法として活用することができます。
見守られる方の様子を直接確認できるという点で安心といえますが、ヘルパーさんがいない時間帯をどうするか、という問題は残ります。
以上、主なサービス内容をご紹介しました。
つづけて、サービスの主な提供元についても触れてみましょう。
サービス提供元について
1.警備会社
「見守りサービス」を提供するのにいちばん親和性の高い業界が警備業界だといえます。
緊急時には警備員さんがすぐに駆けつけてくれますので、安心度合いも高いといえる一方で、サービス価格が高くなる傾向があります。
もっとも、最近では手ごろな価格に落ち着いてきている印象です。
2.電力会社
電気メーターを活用した見守りサービスを提供しています。安価で利用できるサービスですが、すでにご案内したとおり、これ単体ではやや心配なところがあります。
3.携帯会社
携帯端末のGPS機能を利用した見守りサービスを提供しています。サービスも安価で提供されています。
もっとも、つねに室内にいらっしゃる方には意味がないものですので、徘徊癖がある方向けのサービスといえます。
お子さんの見守りとしてもよく活用されていますね。
4.介護福祉事業者
介護サービス事業者さんの訪問介護サービスを活用するケースです。
ヘルパーさんがいない時間帯を別のサービスでカバーすることも検討が必要です。
5.終活サービス会社
想いコーポレーション株式会社様のような終活サービス会社のプランに含まれているケースです。安価で提供できるため、プランに含めることが可能となっています。
6.その他一般企業
上記と提携してサービスを提供しているケースです。
また提携せずに独自でシステムを開発し提供しているところもあります。
ご自身にあったサービスを活用しましょう
以上ご案内してきましたが、大切なのは「見守られる方」の健康度合いや環境に合わせて活用することです。
定期的に見直し、適切なサービスを選択してくださいね。
そして見守りサービスはご不安なご家族様には心強い味方ですが、見守られる方にとっては面倒と感じる場合も多いです。
見守られる方の協力がないと成り立たないサービスもあります。
どういった方法が適切か、皆さまでよく話し合ってから活用しましょう。
もちろん、弊社はいつでもご相談可能です。
ご相談は無料です。
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